2005年05月07日

「フリフリ プロジェクト」プレ企画まるごとインプロワークショップ!のご報告。

本日の「きらきら春の夢ひろば」で行われました「フリフリ プロジェクト」プレ企画「まるごとインプロワークショップ!」のご報告をいたします。

「フリフリ プロジェクト」プレ企画まるごとインプロワークショップ!

2005年5月7日土曜日 11:30〜13:30
@ユニバーサルビューティーカレッジ 1Fサロン

 この企画は、2005年9月に本編を行う“「フリフリ プロジェクト」〜船橋をRE:INVENTIONする魂ふりプロジェクト”のプレ企画で、今回はコンテンポラリーダンサーの丹羽洋子さんを講師としてお迎えし、船橋駅前南口地下通路でいつも踊っているブレイクダンスのチームの方とジャズバンドによる演奏を交え、インプロビゼーション(即興)のアイデアと実践のワークショップを公開型で行いました。

 場所は、船橋市の本町通り商店街にあるユニバーサルビューティーカレッジ。通りに対してガラス張りのサロンスペースを貸していただくことが出来ました。シャンプー台やヘアアレンジが施されたマネキンがある本物の美容室さながらの独特の雰囲気の中で、ワークショップはスタートしました。 

 まず、ジャズバンドの方も一緒に、ストレッチを兼ねた軽い身体運動から始めました。みんなで輪になり、それぞれの身体を柔らかくしていきます。ダンサーの方たちの身体の柔らかさは見事でした。

 続いて、身体の各部位から全身へと動作を繋げていくセクションです。「腕を水平に伸ばし、内側・外側にひねる」や「足の裏側で体重を移動させる」といった動作により、それによって生まれた身体全体の流れに身をまかせることで、自分の体に関する神経が研ぎ澄まされていくようでした。

 立った状態から床に身体がつく状態へと、連続性を維持しながら変化させていくセクションでは、場面と場面の間を丁寧に繋ぐ(動作を行う)ことで、身体の動きの欲求に忠実に応えている実感がありました。また逆に、場面を繋ぐために「表現する」ということも必要で、「身体の流れに沿った次の動きを考える」ということは、非常に新鮮なことでした。

 身体も慣れてきたところで、ジャズバンドに音をつくってもらい、その中で身体を動かしてみました。音が加わると、素人の私でもそれを意識して身体を動かすようになるもので、参加者の動きも色が加えられたようにイキイキしているように見えました。

 そして、ジャズバンドにリズムだけを刻んでもらい、参加者の「自己紹介ダンス」のセクションがスタートしました。初めに丹羽さんが踊ります。やはり見事!わずかな時間で魅了されてしまいました。ブレイクダンスチームのやじろうさんのスピンも見事!あのシンプルな音の中でのブレイクダンスにも面白さを感じました。他の参加者のみなさんも、それぞれ独特のダンスで、まさに「自己紹介」となりました。

 その後、再びジャズバンドによるセッションが始まり、丹羽さんも参加者と、それぞれのダンスの特徴を活かしたセッションを繰り広げていきました。やはり、やじろうさんとの「コンテンポラリー×ブレイキング」は興奮しました。それぞれ異なるジャンルのダンスではありますが、その二つを「音」が緩やかに繋ぎ、結果として躍動感のあるダンスの融合が見られたのではないかと感じます。「音楽」も人間を繋ぐ大事な要素だと思いました。

 正味二時間のWSは、ダンスと音で満たされた充実したものでした。時折感じられる商店街を通る人たちからの視線に対して、誘って一緒に踊りたい衝動に何度も駆られました。
 
 また是非あの時間を味わいたいものです。


文筆:田澤紘子 (コミュニティアート・ふなばしインターン)


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posted by きらゆめ事務局 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ○2005きらきら春の夢ひろば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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