2003年に始まった船橋市本町通り「きらきら夢ひろば」は、10以上のNPOと商店街とが協働で企画・運営するまちづくりイベントです。
商店街を、地域コミュニティの文化や交流のステージにしようというもので、毎回、参加者からさまざまなアイデアが提案され、地域の企画として発展をとげるとともに、定着してきています。
2006年、初めて参加するにあたり、「多くのNPOが参加してくれる半面、それぞれの企画が忙しくて一体感に乏しい」という話が出ました。そこで、「きらゆめ丸航海記」という全体テーマを提案するとともに、みんなでつくれる紙製の「船」をつくってもらい、商店街の街灯に毛糸で結ぶことを考えました。
「船」はもちろん、船橋の地名の由来をモチーフにしたものです。団体の宣伝や願いごとを書いたり、船のかたちにこだわったりと、それぞれに創造性を発揮して、商店街の空には無数の船の橋がかかりました。
(門脇篤)