2009年08月27日

秋のきらゆめ会議

コミュニティアート・ふなばしの中川くんから、先日行われた「秋のきらゆめ」会議についてそのもようを教えてもらいました。

とりあえず、「城」はOKだそうです。城、やりますよー。今度は「春のきらゆめ」の2.5倍はあります。ショップやDJブース付で、中は迷路になってます。

昨年秋から大ブレークの「宝さがしラリー」ですが、「秋のきらゆめ」は、本町通り商店街主催の「きらゆめ」のほか、駅前や山口横町など、船橋の中央市街地全域各商店街あげて企画が行われ、それを総称して「アイラブふなばし」という事業になっています。これは「ららぽーと」がやって来るときに危機感を募らせた百貨店と商店街が協働してはじめた事業で、デパートと商店街がいっしょにやっている全国的にも非常に珍しい取り組みです。というわけで、全エリアをまわる「スタンプラリー」が以前からあって、昨年秋の「宝さがしラリー」はいわばそれとかなりかぶった企画ではあったんですね。ただ、「スタンプラリー」は駅前から南北に行われる、いわば「縦」のラリーに対し、本町通りを歩いてもらうには東西方向の、いわば「横」のラリーが必要だ、ということで昨年はやってみようということになり、うまくいったのでこの春には商店街企画として行われたわけです。
特に「春のきらゆめ」の時期は本町通り単独での開催(「アイラブふなばし」は秋のみ)なので、ラリーもたいへん好評だったわけですが、やはり「スタンプラリー」とかぶっているのはどうか、ということになったようで、いろいろ意見が出され、他のNPOから(「きらゆめ」は本町通り商店街と千葉県の多数のNPOで運営しています)、「写真を使ったラリーなら混同されないんじゃないか」という意見が出たそうで、その方向で検討がはじまるそうです。
ひとつの試みがみんなの試みになっていく、このあたりがコミュニティアートの醍醐味ですねー

さて、最後にセレクトショップですが、これもばっちりやってくれ、とのことだったそうです。ただ、情報として、駅前の方で、こどもがお店屋さんをやる企画がもちあがっているとのこと。
セレクトショップはこの春から始まった企画で、本町通りのこだわりアイテムをセレクトし、それを売るというものですが、春はアイテムをセレクトする部分と売る部分とが一体化しておらず、いわば未完成のかたちでした。今回はできればこだわりアイテムをセレクトし、それをショップで売るというのを同じ人ができないか、特にこれをこどもにやってもらえないかと考えています。つまり「こども店長ですね」。
駅前の企画とも何とかタイアップしたりしていい策をねれたらと思っています。

(コメント:門脇篤)
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2009年08月24日

「秋のきらゆめ」へのプロポーザル

コミュニティアート・ふなばしスタッフで千葉大4年の中川くん。明日の商店街との話し合いに、自ら企画書を作成してのぞみます!
どうぞよろしくお願いします!

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城下町マップ-2.jpg

コミュニティアート城「秋の陣(仮題)」企画書

コミュニティアート・ふなばし
中川竜太

◇企画背景
 船橋本町通り商店街では、商店街と船橋市内で活動するNPOが協働し、毎年春と秋に地域交流イベント「きらきら夢ひろば」を行っている。また、コミュニティアートふなばしでは、「きらきら夢ひろば」において、門脇篤さんと共に、街のコミュニティをアートで活性化させる企画を4年間行ってきた。1年目は「毛糸」で街を繋ぎ、2年目は「葉っぱ」で通りを彩り、3年目はプラダンの箱を使って船橋という地名の由来を想起させる「船」を製作し、更に本町通りを舞台にした「宝探し」企画を行った。4年目の今年は、春の「きら夢」で「コミュニティアート城」なる城を作り、本町通り商店街の逸品を集めた「セレクトショップ」、コバルト爆弾αΩによるライブパフォーマンスなど、複数の企画をルナパーク前で同時に行って、空間そのものを再構築する試みを行った。
昨年行った「宝探し」企画に関しては、商店街さまのご協力により、商店街の事業として行っていただき、実に400名の参加者を得た。これはNPOと商店街の協働から生まれたひとつの成果であると言える。
 そして、今回の「きらきら夢ひろば」でも、船橋本町通商店街のご協力のもと、企画を行わせて頂く運びとなった。


◇企画趣旨
 現在、船橋という街には、実に多くの種類の人が同じ空間を共有しているように思う。様々な市民活動を行う個人や団体、先進的な活動を行うチーム、そして、伝統ある本町通り商店街の方々と、ものすごい力を持った市民の方々。それらを、アートという手法を用いることで他者に分かり易く可視化して、集約し、交わる場をつくり、新たな関係性が構築する企画を行いたい。
 ここでいう「アート」とは、アーティストが自身の世界観を表面するための表現活動というものと言うよりは、商店街を中心とした船橋という町と、ショッピングや通学・通勤のような通常の関わり方とは違うチャンネルで関わることによって見えてくるものを共有し、そのことによってこの町やそこに住む人についてより深く知ったり、自分の生き方を見直したりする活動のことである(こうした活動は「コミュニティアート」と呼ばれている)。

 個々の企画では、関係性を構築することを重要視しており、コミュニティアート城全体の企画としては、城を中心にセレクトショップ、宝探しラリー、コバルト爆弾ライブを行う。
また、城は小さなプラダンの箱を積み上げてつくるものであるが、ひとりひとりが自由に作りながら、ひとつのものを作れるという、ワークショップの矛盾を両立させる試みです。そしてこれは深読みするなら、商店街についてもいえることではないでしょうか。

 また、こうした意図を伝えるために、「コミュニティアート城が出来上がるまで」を描いた絵本を当日までに制作して、当日来てもらった人に配布する。
内容は、これまでの4年間の門脇篤さんの船橋でのプロジェクトの振り返り・検証、同じコミュニティアートの取り組みを行っている大阪・西成/横浜に海苔を持っていった話、そして、この城を作ることに関わった人の紹介を予定している。絵本という分かり易い形で発信することで、文章というメディアでは、到達しづらかった層まで、伝えたい内容が伝わるのではと考えた。


◇企画概要

1、「コミュニティアート城」ワークショップ
テントを骨組みに利用して、子供たちに装飾を施してもらったプラスチックダンボール製のブロックを積み上げて城を築く。製作過程で、子供と親などの異世代のコミュニケーションを活性化させる。地面にカーペットを敷いてその上や、テントの中でのワークショップを予定しています。
→前回と同じように、ルナパーク前の場所を使わせて頂きたいです(かなり大きなテントを使うむね、了解いただきたく)。
→数日前から、川守商店さん隣のスペースで公開制作、ワークショップをさせて頂きたいです。
→骨組に使用するテント1張(大、市民まつりに使用した三角屋根のもの。サイズも教えていただきたく)、パイプ椅子4脚、机2台をお借りしたいです。
→参加者が休憩する場所として、森田さん製作の縁台を2〜3台お借りしたいです。

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↑事前公開制作の様子(川守商店さん隣)

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↑完成間近の城

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ワークショップの様子↑


2、「セレクトショップ」
船橋本町通り商店街のこだわりアイテム(逸品)をおしゃれな「セレクトショップ」にて販売。
販売する逸品を商店のみなさまとトークしながらセレクト〜それを当日にお客さまに販売するまでを、ひとつの「商店街体験プログラム」と位置づけ、今後の新たな展開へと結び付けたい。
アンテナショップとしての機能…商店街へのフィードバック(どんなことを知りたいかなどご要望あれば、実施後、ご報告いたします)

→プログラム参加者の募集方法について何か妙案はないでしょうか(小中学校、高校などでもいいのでは)。
→ショップ制作に必要な机2台、椅子2脚、協力していただけそうなお店への口聞きをお願いいたしたく。
→数日前に、商品を選ぶ「セレクトツアー」を実施させて頂きたく思います。

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↑セレクトショップの様子

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↑今回は城に隣接?(左端。右端はコバルトDJブース)


3、「宝探しラリー」
本町通り商店街のお店に協力いただき、そのお店の逸品や特におすすみしたい商品を門脇篤さん制作の「大漁箱」に入れて店内に設置してもらう。
参加者はお店の中に入って、答え(逸品)をさがし、商店街を練り歩く。これによって、普段は商店街を訪れない人達を商店街の中に引き込み、「新たな発見」をうながす。

今回はラリーの「答え」を、お店の商品という即物的なものから、そのお店にまつわるおもしろいエピソードや、店主のみなさまの人柄、趣味など、ラリーを通してお店との「新たな発見」が味わえるような内容はどうかと考えている(もちろん、これまで通りの「逸品」でも可。お店ごとに相談?)
 
また、協力店舗を増やしてはどうかと考えている。ただ、ラリー参加者や商店の負担を考え、例えば10店舗のチェックポイントを5店舗ずつのA、B2つのコースに割り振り、どちらかのコースをまわってもらう。
→チェックポイントの「大漁箱」を設置させて頂くお店への口聞き
→チェックポイントとなったお店については、お店やご店主のおもしろエピソードなどを聞きにいきます(逸品も可)

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↑「大漁箱」とお店の逸品


4、「コバルト爆弾αΩライブパフォーマンス」
様々なジャンルの音楽/映像をミックスする「マッシュアップ系」DVJ集団、「コバルト爆弾αΩ」のライブパフォーマンスを行う。
→音楽/映像を流す際の電気をいただきたいです

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↑コバルト爆弾αΩライブパフォーマンスの様子

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↑爆弾が落ちた痕をイメージしたDJブース(城に隣接?)
posted by きらゆめ事務局 at 23:38| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ○きらゆめ門脇篤の本町ふれあい日記(ブログ編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月19日

企画会議があったそうです

次は秋の「きらゆめ」ですねー
以下、コミュニティアート・ふなばしの下山理事長のブログから(こちら

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「アイラブふなばし実行委員会」は、船橋駅前中心市街地の、商店街と大型店によって構成されている団体です。

「夢市ふなばし」などの、地域づくりイベントなどを開催している、全国的にも、珍しいケースです。

今日は、今年後半のイベントの、企画会議。

商工会議所の皆さんも、協力してくださって、新しい切り口の展開を、考えました。

今年は、地域の子どもに、イベント運営に参加してもらう仕掛けを、検討しました。

コミュニティアート・ふなばしは、イベント担当となりました。

頑張ります。
posted by きらゆめ事務局 at 00:32| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ●2009きらきら秋の夢ひろば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月04日

中川くんの「市民まつり」報告

コミュニティアート・ふなばしスタッフ・中川くんが、アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)のメーリングリストに先日の「ふなばし市民まつり」での「うちわづくりワークショップ」の報告をしてくれました。
以下、こちらにも転載します。

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こんにちは。コミュニティアート・ふなばしの中川竜太です。
コミュニティアート・ふなばしでは、去る7/25(土)に仙台から現代アーティストの門脇篤さんをお招きして、「こんなのアリ!!」というようなありえないうちわを作る「よいこの船橋うちわ」ワークショップを開催しました。開始から終了まで、6畳のスペースは親子で溢れ、用意した150本がわずか4時間でなくなりました。

いつも街に出ないような人々が、祭りという開放的な空間のなかで、
アートワークショップという普段とは違う経験をすることで、街の持つ潜在的な力が顕在化し、
会場はものすごい勢いに包まれました。

船橋のもつ街の力=まちそのものに手を突っ込み、その大きさを思い知りました。
門脇篤さんのワークショップは、普段は見えない街の力を引き出す鍵になったのではないかと思います。
門脇篤さん有り難うございました。

更に、このワークショップでは、高校生のアートボランティアが、材料選びや子供たちへのインストラクションを行い、次世代を担う人材を育てるということにも成功しました。

また、このうちわワークショップはは8/23(日)にART LAB
OVAさんご協力のもと、OVAさん主催の「横浜下町パラダイスまつり」でも行われます。OVAさんご協力ありがとうございます。
横浜ではどんなうちわができるか楽しみです。

門脇篤さんがtwitterで当日の様子を実況されています。
・twitter--http://twitter.com/kadowaki
・blog----http://kirayume.seesaa.net/article/124464519.html

また、flickerにも写真をアップしたので、是非ご覧下さい。
コミュニティアート・ふなばしーhttp://www.flickr.com/photos/community-art/
門脇篤さんーhttp://www.flickr.com/photos/kadowaki/sets/72157621734583763/


▼今後のイベント
船橋市本町通り商店街とNPOが協働して行う「きらきら夢ひろば」というイベントが11/14(土)に行われます。コミュニティアート・ふなばしでは、4年目の今年も門脇篤さんと共に、商店街/NPO/来場者をアートで結ぶ以下3つの企画を行う予定です。参加NPOの中でも、商店街と密に関わるコミュニティアート・ふなばしの企画は商店街から好評です。

・来場者とつくる「コミュニティアート城」
・商店街のこだわりアイテムを扱う「セレクトショプ」
・商店街の逸品を宝物にみたて、ラリー形式でさがし歩く「HONCHO宝さがしラリー」

最終的には、「よいこの船橋うちわ」や「コミュニティアート城」などのプロジェクト事例を通して、コミュニティをアートで再生させる取り組み(コミュニティアートの実践現場)をありのままに描く「絵本」を作成する予定です。

今後ともよろしくお願いいたします。
中川竜太
posted by きらゆめ事務局 at 15:53| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ○きらゆめ門脇篤の本町ふれあい日記(ブログ編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする